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金融工学的評価計算

  • 金融工学的評価計算例 資産設計シミュレーション実例で1棟目に購入する物件Aの場合

物件A設定条件

  • 購入価格 18,000万円
  • 利回り 6%
  • 満室想定 1,080万円
  • 自己資金 3,000万円
  • 借入金額 15,400万円
  • 金利 1.2%
  • 借入期間 3,5年

キャッシュフローツリー

  • GPI(総潜在収入) ¥10,800,000
  • 空室損 ¥540,000
  • EGI(実効収入) ¥10,260,000
  • OPEX(運営費) ¥1,632,881
  • NOI(純利益) ¥8,627,119
  • ADS(借入金返済額) ¥5,390,658
  • BTCF
    (税引き前キャッシュフロー)
    ¥3,236,461
  • ATCF
    (税引き後キャッシュフロー)
    ¥2,168,428

投資効率・安全性

  • FCR(総収益率) 4.71%
  • K%(ローン定数) 3.50%
  • YG(イールドギャップ) 1.21%
  • レバレッジ Positive
  • CCR(自己投資配当率) 10.79%
  • DCR(借入金償還余裕率) 1.6%
  • BER(損益分岐入居率) 65%
  • FCR > K%, CCR > FCR のため、借入によるレバレッジ効果が
    働いています。
  • DCR > 1.3 のため、借入金返済に余裕があります。
  • BER < 75% のため、空室率に余裕があります。
用語解説
  • FCR(総収益率)

    NOI÷(物件価格+諸費用)×100=FCR
    NOI利回りは分母が物件価格ですが、FCRは諸費用も含めた「総投資額」に対する利回りのため、その物件の「本当の利回り」といえます。

  • DCR(借入金償還余裕率)

    NOI÷ADS=DCR
    返済不能リスクを見る指標で、この指標が高いほどローン返済に余裕があるといえます。

  • K%(ローン定数)

    ADS÷借入金残高×100=K%
    FCR>K%、CCR>FCRであればレバレッジ効果が働いている状態。元利均等返済の場合、ADSの額は変わらないため、保有期間が長くなればなるほど、投資効率は落ちることになります。

  • BER(損益分岐入居率)

    損益分岐点を表す指標で、物件Aの場合、稼働率が65%を下回るとキャッシュフローがマイナスになる計算です。BER=75%以下が目安ですが、物件の戸数によっては注意が必要です。